携帯電話ピクチャー液晶パネル

チョ〜くだらん

　この改造はオリジナルＥＬパネルと称して 3,000円ほどでやっているらしい。 絵の形のＥＬ発光体を作って売っているのかとそれはさぞかしハイテクだと思ったら、なんてこたぁない、ＯＨＰシートに絵をカラープリンターで印刷して、液晶パネルに挟んでいるだけだった。　あまりにもくだらなすぎて説明するのも呆てしまう。

　わたしはこんなくだらない事が大好きだ。

　どうせオリジナル化するんだったら、AT互換機みたいにコンポーネント売りにして組立できるようにしたら面白いか知らん。　もちろん、ファームウェア書き換えかプラグインソフトウェアは必須だ。

図案をつくる

　液晶パネルの手前に絵を仕込むのと、液晶パネルの裏に仕込むのがある。　液晶の裏に絵を仕込むと、辺りが暗いとき液晶の照明を入れると絵が浮かび上がる。 　パネルの裏に入れる場合の絵色は、明るめの色調で、バックライト照明の色も考えて選ぶ。 緑色のバックライトに緑色の絵を張ってもただ暗くなるだけだ。　ちなみに緑のライトに使える色は、赤、黄、青、灰くらいだ。 また、照明は暗いので色調も明るめの方が良さそうだ。
　適当に絵を作ったら、適当な大きさにして(P201の場合 25mm x 18mmくらい)カラープリンタでＯＨＰシートへ印刷する。

分解・張り付け

ドコモのＰ２０１しか持っていないからこれで説明。

1. バッテリをはずし、特殊ビスをはずす。
2. ケースを分解する。 側面のミゾに指のツメを入れてフックをはずす。 フックの位置はここ
3. 絵を飾る場合は液晶パネルの全面にお好みの絵をＯＨＰシートに印刷して両端をセロハンテープで固定し、ケースを元に組み立てて、改造終了。
4. 着信ブザー上部ラバーをはがして着信ブザーをフックからはずす。 スピーカーもフックからはずす。 双方ともフィルム基板と連結しているので傷を付けないように気を付けること。
5. 液晶パネル ASSY'を手前に起こす。 フィルム基板と本体のコネクターのロックをはずし、液晶パネル ASSY'をはずす。
6. フィルム基板と液晶パネルを照明用バックパネルからはずす。 液晶パネルの裏側あたりのフィルム基板上には液晶表示用LSIが面実装されているのでフィルム基板を無理矢理曲げたりしないこと。 フィルム基板はバックパネルとこの位置で固定されている。
7. 絵入りＯＨＰシートを、バックパネルと液晶パネルの間に挟んで、液晶パネル ASSY'を元通り組み立てる。
8. すべてを元に戻してできあがり。

もっとくだらんＬＥＤ交換

　チップＬＥＤを買ってきて、操作ボタンの照明色を赤に変えた。　全部取っ替えないで赤緑互い違いにすれば良かったかな。
　照明用のＬＥＤは操作ボタンの基板にチップＬＥＤとして付いている。 このゴマの様な部品がそれだ。
　液晶パネル用の照明は上記と種類の違う反射板付きチップＬＥＤだが、こっちもお好みで交換できる。　が、それは反射板付きＬＥＤが手に入ればの話だ。
　反射板型のＬＥＤが無いので、ちょっと大きめの 3mmタイプのチップＬＥＤを付けてみた。　３個とも交換したらフィルムの絵色の自由度が無くなるので、真ん中の１つだけ交換した。

　操作ボタンのＬＥＤはこの赤色のチップＬＥＤと交換する。 そうとう小さいのでムチャムチャハンダ付けしにくい。

　スケルトンボディーにすると目立つぞ。